フリーランス、面貸しの美容師が増えるのって理由があるんじゃないのかな
最終更新 on 2016年7月10日 by Kenji WEC Hair
WEC Hairもフリーランススタイリスト(面貸し美容師)が働いています。
スタッフがフリーランスで働く理由は様々である人は結婚を機に、ある人はヘアメイクがメインで自分のお客さんだけを施術するために、ある人は独立に向けて… などなど。
どんな理由があるかは基本的には働く前の契約の際に聞くんですが、まあ様々です。
で、なぜフリーランススタイリストが増えているかっていうことなのですが一番言える事は
美容師ってハサミ持ってたらどこでも仕事できるんですよね
同じ仕事をしていて同じ売り上げを出していても美容院によって給与はさまざま。
その店にこだわる必要があるのかもしれないのですが、アシスタントが多いお店であればそんなに給与が高くないでしょうし、練習見たり、ミーティングとかあったり… もちろん自分たちだって練習を見てもらって育ったんだし見るのは必要だと思います。
けど、日本の美容院は必要以上の拘束時間が長くないかな?って思ってます。あるスタイリスト一人が夜遅くまで予約が入っていてそのスタッフが終わるのを待つ必要ってあるんですか?自分の予約が朝から入ってないのに行く必要があるんですか?日本だけですからね、これ。海外だったら終わったら帰るし遅くまで働く美容師を他のスタッフが待つなんて絶対しないですよ。朝に関しては夜に少し遅くまで働いたらバランスとるために時間ずらして出勤したりします。
フリーランススタイリストとお客様との会話の中に、よくお客様から「美容師さんって時間ないでしょー?」
って聞かれてますけど、うちのスタッフはみんな「いや、自由なんで結構時間あります」って答えてます。いや、言わせてるわけじゃなくて本当に時間あるんですよ。
夕方に終わって帰るスタッフもいたら、ジム行ってから仕事に来るスタッフもいます。早めに終わらせて飲み行くスタッフも。
よくある美容院のテンプレート的な会話の「時間ないでしょー?」「忙しくて時間ないんですぅ」は今の時代結構崩壊してきていて自由に働いている美容師は多いと思います。
逆をいうとこのフリーランスのスタイルで働く美容師が増えてきているというのは、今までの美容院の勤務形態に不満があるということもあると思います。
上記のような拘束時間が長い、残業代が出ない、社会保障の問題や新規客への入客、お店のスタイルなどなど…
ここで問題なのが、この件に関してはたった一言で済まされてしまうんです。
いや、今までもこうやってきているから
って言葉。
これってこのスタイルが常識、当たり前的な発言だと思うのですが一番無駄な常識じゃないでしょうか。これは常識ではなくてただの古い習慣なんですよね。全然変えられるのに変えようとしない悪い習慣。ここに馴染まないから店を出て個人で働く美容師が増えているんだと思います。
時代も人も変わってきているし、店を持っている人間が言うのもなんですが今の時代は「個」でなんでも発信できるからお店に頼る時代でもないし、お店側が変わらないといけないと思うんですよね。
お客様も信頼をしてお願いしているのは店になのか、それともスタイリストなのかは分かれるとは思うのですが、後者の方が多いと思っています。
サロンにとって大切なスタイリストであるようであったら色々待遇を考えてもいいんじゃないでしょうか?
なんでこんなことを書くかというと、次回に続きます。
一生懸命な國崎をこっそり撮ってみました。彼も頑張ってますよ~