アッシュアンダー系なアッシュな色の作り方part1
最終更新 on 2013年9月15日 by Kenji WEC Hair
前回の記事からだいぶ時間が立ってしまいましたが、アッシュな話を。
ASH(アッシュ)=灰色なのに髪を染める為のアッシュカラーは灰色じゃないっていう話は結構前にしましたがもう一度視点を変えてみようと思います。
英語の単語としては認められていない(俗語?)けど通じる英語なんですが、アッシュっぽい色の事を
ashy (アッシィー)
ということがあります。白人の方を金髪にするときにカウンセリングでどのようなブロンドにするか?という話は必ずします。
どのようなブロンド… 言葉じゃ伝えにくいのですが「赤っぽい茶色」「黄色っぽい茶色」と言ったら想像がつくと思いますが、同じような感じで「アッシュっぽいブロンド」と「ゴールドよりのブロンド」って言うのがあります。
他からお借りしてきましたがこの2つのブロンドの色が違うのがわかると思います。
左がアッシュっぽいブロンドで右がゴールドっぽいブロンドです。
ほとんどの髪の場合で明るくしていくと黄色が強くなる傾向があります。その黄色をなくすために反対の色、通称補色と言われる青色を入れて白っぽい色に近づけていくわけです。
ですが、よく考えてみると絵の具で黄色と青を同じ割合で足すと何色になりますか?…
わかると思いますが緑になります。これって髪を染めるときになってしまうケースがあります。
ヘアカラーをアッシュにしようとしたら緑になっちゃった…
これは「色の強さ」に差があるからそういう結果になるのです。
原色である黄色と青では「色の強さ」が青のほうが強いので黄色に打ち勝ってしまい青に寄ってしまうわけです。その黄色に合った「適切な量」の青を足すことで黄色を消してアッシュっぽい色味になるわけです。
絵の具があったら試してもらいたいのですが黄色にほんのちょっと青を足すとパールっぽい白になりますよ。こういうのが「適切な量」です☆
長くなったから一旦切ります!!
続きはパート2で!!