アッシュアンダー系なアッシュな色の作り方part2
最終更新 on 2013年9月19日 by Kenji WEC Hair
前回の続きを。
前回はブロンド(金髪)の髪でのアッシーな感じを説明しました。
金髪じゃないとアッシュっぽい色は出ないのか… というわけではありません。
もちろん茶色の中にもあるんですよ。
分かりやすい画像を出させていただきます。有名なナタリー・ポートマンですね。
彼女の髪は写真を見る限りですがアッシュアンダー(地毛でアッシュを出ている)だと思われます。
写真も髪の色もそのアッシュっぽさが見えるかと思います。
ん?アッシュ?って思う方がいるかもしれませんが、髪の毛の色の中ではこのような色を「アッシュブラウン」といいます。
くすんだ感じの茶色と言いましょうか、カーキと言われれば近いかもしれませんが写真の反射を見る限り決して緑っぽさを感じるわけではない…
そんな色が「アッシュ」だと思っていただければと思います。
で、このナタリー・ポートマンの髪の色、日本人の髪と非常に大きな違いが有りまして…
根本的に髪の色を作っている色素の構成が全く違います
日本人の髪には少なからず「赤」の色素が入っていますが、このアッシュアンダーには全く入っていません。
えー、じゃあ無理じゃんって思われるかと思いますが、その赤みを削れば出せるというわけです。
その赤みを削るにはある程度の明るさに一度する必要があります。
ブリーチを使わなくても出すことが出来ますし、髪が細くてすぐ黄色くなる方なんかはそのままでも「アッシュブラウン」の色を出すことが出来ます。
逆に赤みが強い方は2度カラーをしないといけない場合もあったりします。
アッシュというのは地毛の色の影響がかなり出る髪色ではないかと思います。
ちなみに、アッシュという色は暗くし過ぎると赤が出てきてしまいますので綺麗なアッシュを見せるための適正な明るさが結構明るめの茶色だったりします。
暗いアッシュブラウンは赤っぽくなりやすい、ということをご注意ください。