カラーした後って髪に艶が出ませんか?
最終更新 on 2014年8月7日 by Kenji WEC Hair
カラーリングをしたことがある方は一度は経験があると思いますが、カラーをした後に髪の毛がツヤツヤになったことはありませんか?
カラーをして二か月ほどたった髪は痛んでパサパサしていたのに、そこの全体にカラーをしたら艶が出てしっとりした。
カラーリングをして髪の毛が生き返った!!って思われがちなのですが、これはちょっと違います。
元々カラーリングの作用というのは前にも説明しているので簡単に書いておきますが、髪の中身を削ってそこに色素を入れるという働きがあります。
(詳しくは痛まないカラーってあるの?をご覧ください)
その色素を髪の中に入れる、というのがその髪に「艶」を出すことに関係しています。
ヘアカラーを髪に塗布するということは髪の中の色素少なからず削っているので髪の中に隙間ができます。それと同時に色素が入るので染めたときは髪の中身に色素が詰まっていて艶が出ています。
カラーリングから一か月後、今度はその髪に入れた色素が抜けて髪の色素が抜けただけの状態になります。
この時は髪の内部に空洞ができてしまっているのでパサつきが見えてしまっている状態です。
少なくとものカラーリングをする際は前に色が抜けてからカラーリングをするケースが多いと思うので「色素が抜けてパサついた状態」からカラーリング後は髪の内部に「色素が詰まった」状態になるわけです。
髪の中に色素が詰まると髪の内部が密になりますのでその分艶が出ます。ですが髪に入れる色素は髪の状態を良くするための成分とは違います。雑な言い方になりますが「髪の内部を密にすれば髪に艶が出る」ということになります。
トリートメントは髪の疑似成分を内部に入れて髪を密にして補修するので髪を良くする効果がありますし艶も出ます。
カラ―リングは色素を髪の内部に入れて髪を密にしているので色もきれいに見えますし艶もでますが、髪を良くしているわけではないのです。
ちょっと前に出したカラーですがここで艶が見えるのもトリートメントではなくてカラーリングが密に入っているという効果になります。
うちのカラーリングはトリートメント効果があるから髪に艶が出るんです!!ってたまに見ますが色素が髪に入っているだけです。ちなみにカラーリングにトリートメント系のものを混ぜると色素が髪の中に入りにくくなるので(同時にトリートメント成分もたいして入らない)、多少サラサラになっても色のもちは短くなります。綺麗な髪の色を長持ちさせたかったら余計なものをカラー剤に混ぜいないほうがいいですよ。
カラーしてから、そのあとに余計な成分を除去して、トリートメントをする。
それで十分です♪