光の重要性
最終更新 on 2013年8月31日 by Kenji WEC Hair
美容院で染めたカラーを後日職場で見たら思ったより緑っぽくなっていた。
染めたときはピンクっぽいいい色だったのに外に出たらオレンジっぽくなっていた。
カラーリングをしている人でこういう経験をしたことがある方もいると思います。
「色」というのは光の屈折で目に見えているものです。あたっている光によって見え方は全然変わるわけです。
室内のライトが温かみのある電球色で揃えた場合はどんなに赤味を消したカラーリングでも赤く見えます。
逆に蛍光灯のみの事務所、学校などでは髪の毛が緑っぽく見えます。これは蛍光灯というのは青ベースの光からできているからです。
赤味のある光は温かみを感じさせ安心感やリラックスを与え、逆に青ベースの光は室内を冷たい印象にしたり緊張感を生んだりします。
職場などで白い蛍光灯を使うのにはその緊張感を与えるため、なんていう話もありますしね。
「光を制するものはカラーリングを制する」
と個人的には思っております。
WEC Hairでは店内に入ってきた時に無駄な緊張を生まないため、また「美容院で染めたときはいい色だったのに外に出たらなんか違う」という誤解を生まないために店内の照明に少し工夫を施してあります。
お客様が座る席の上のライトですね。異なる3色のライトを使用しています。
そうすると…
店内のライトに寄る色の誤解を生まないため、昼間の陽の光に近い色を演出しています。
赤すぎず、青すぎず、明るすぎず、暗すぎずを考えたバランスになっています。
照明は内装設計の際に一番こだわった場所でもあります。席以外の場所は意外と温かみのある色を使っていたりします。
照明はお店の印象を作ることも可能ですし、こうやって誤解を生まないための仕事へ一役買ってくれています。
光による演出は重要ですね