2016年春夏のヘアカラートレンド その1
最終更新 on 2016年4月25日 by Kenji WEC Hair
WEC Hairでは流行りのカラーっていうのをあまり推してないですし、来たお客様をその「流行りの色」っていうので染めたりしないのですが最近ヘアカラーの傾向が変わったかなと思っているのでちょっと書いていこうと思います。
まずは明るさ(明度)について。
一言でいうと
明るめのヘアカラーが多いです
以上。
というのは冗談でして、この明るめっていうのがキーワードでしてここからこの先につながるのです。
近年洋服もそうでしたがすこしダークトーンが多かったんです。そのためあわせて暗めの髪、もしくはヘアカラーをアクセントとしてブリーチして派手な色にする。そんな傾向だったと思います。
この2016年春夏からは洋服も全体的に明るくなり、柄が多いものが増えてきています。で、明るめの柄のある洋服を着ると暗めの髪が逆に浮くので、全体的にヘアカラーが明るめになっているんです。
と、同時に気になるのが
透け感
です。はい、美容師さんここチェックね。(コピペ禁止)
明るいヘアカラーというのと、鮮やかなヘアカラーというのはちょっと違います。
色というのは明るくすればするほど薄くなります。
鮮やかな色にしたかったら明るくするのではなく彩り(いろどり)をいれるのです。
明度(明るさ)を上げるのではなく彩度(いろどり)を上げる(濃くする)感じです。
例えば明るい赤、と言ったら
上の赤と下の赤、どちらの赤が明るいですか?鮮やかですか?
… ということですね。下が明るい赤です。
ここら辺の話は今度どっかに有料コンテンツで配信します。
というわけで明るいカラーは必然的に透け感が出てきます。この透け間の色が多いのが2016年春夏の特徴でして、明るい色で透け感のある、みんなが好きなアッシュ系のカラーというのが
グレージュ
になるわけです。
このグレージュの話は次回にしますが、もう一個お客様からのリクエストが多いのと自分もついに来たのか!!と思っている色がオレンジです。
このヘアカラーでのオレンジなのですがここ10年くらい需要がなかったと思ってます。
たまに言われて使ってましたけど自分からもあまり使えなかったです。オレンジいいですよ~って勧めてきてないです。
オレンジといってもネーブルのようなオレンジ色ではなくてつやを出すための少し暗めでくすんだオレンジ、
もしくは透け感のあるペール系のオレンジがいいかなと思ってます。
このペール系のオレンジを見て、あれ?これオレンジ?と言われるかもしれませんがこれもオレンジなんです。
明るめのオレンジは肌色に近いベージュ色っぽくになります。細かく言うと暖色系のベージュ。
ちょっと前までのベージュは寒色よりのカーキに近い色だったので雰囲気が変わりますね。
明るくて透け感のあるヘアカラーとして
グレージュ
と
ペールオレンジ
これが2016年春夏のヘアカラーの傾向かなと思います。
どちらもベースの髪の色が明るかったらすぐ出せますが必要であればブリーチを使わずにWカラーをするのをおすすめします。
というわけで次回はグレージュカラーについてです!!