その色って何色なの? その2
最終更新 on 2013年5月8日 by Kenji WEC Hair
前回の記事ではアッシュに焦点を絞りましたが、他の色についても書いていきます
「マット」って色の名前をヘアカラーでは聞くと思います。
ですが基本的に色彩学の考えの中に「マット」という色は無いんです。「光沢のない色の質感」を「マット」と呼びます。
「マット」な色の反対は「シャイニー」とか「艶、光沢のある」色ですね。
ヘアカラーでは髪の毛に「くすんだ緑」を足すことで髪の毛の艶、光沢がなくなり「マット」な質感になるのでそれを「マット」と呼んでいます。
その逆に髪に「薄めの青紫」を足すと髪に艶、光沢が出て「パール」な質感となるのでそちらは「パール」と呼ばれています
ヘアカラーのマットはこんな色です
緑がくすんだ感じです。
ほぼ同系統の色味としてオリーブがあります。想像通り食べ物のオリーブに近い色です
WEC Hairではやはり似た色を2色用意しています。それは赤くなりやすい髪と黄色くなりやすい髪があるので、それをコントロールするために緑の濃さが違う2色を用意しています。
ちなみに少し前は濃い色の緑が流行っていたのですが、最近は薄めの緑を足して「ベージュ」、「オリーブベージュ」な髪色にすることが多いです。
補足ですが美容院でのヘアカラーでは2色、3色を混ぜて使用することが多いです。
赤みの出やすい髪に「マット」と「アッシュ」を混ぜることでくすみを増やして赤みを消す、「マットアッシュ」とか、逆にアッシュだけだとくすみすぎて顔色が悪く見えるようなら「パール」や「ベージュ」を足して「パールアッシュ」や「アッシュベージュ」にしてみたり。
「ピンクアッシュ」や「ココアブラウン」とかもありますね。
混ぜることでバリエーションはホント広がります。
ただ人によって言葉を聞いて出てくるイメージは違います。カラーをこのような名前で伝えるよりも雰囲気で教えてくれたらイメージが伝わりやすいケースもありますので細かく教えていただけると助かりますm(__)m