白髪染めと普通のカラーの違いって何?
最終更新 on 2019年5月29日 by Kenji WEC Hair
かなりの数のお客様から受ける質問がこちら。
「白髪染めとおしゃれ染めの違いってあるの?」
「白髪が目立ちはじめたから白髪染めにしないと染まらないかしら?」
「白髪染めって真っ黒になっちゃうよね?」
ほんとうによく質問を受けます。実際に白髪染めじゃないと白髪は染まらないと思っているのは美容師さんにもいると思います。
Contents
白髪染めとヘアカラーの違いは?
白髪を染めることが出来るヘアカラー=「白髪染め」
普通に明るくするためのヘアカラー=「おしゃれ染め」もしくは「ファッションカラー」と呼ばれる「普通のカラーリング」
というイメージですよね。
もう「おしゃれ染め」っていう言葉は死語なんじゃないかと思いますが、ヘアカラーの構造的には「普通のヘアカラー」と「白髪染め」はそんなに違いがありません。両方とも美容業界的にはアルカリカラーと言われています
前回書いたように「髪の色素を抜いてそこに染料を入れる」ということは同じなんです。
ただ髪に入れる染料に「茶色が少し多めに入っている」カラー剤が白髪染めになります。
なので普通のカラー剤に「茶色=ブラウン」を混ぜたらだいたいの白髪は染まります。
白髪が少しあるんだけど白髪染めには抵抗がある…というお客様へは普通のカラー剤に「ブラウン」系の色を混ぜて染めることによりある程度気にならなくなるのでオススメです。
髪を染めた時の明るさによって白髪の染まりが変わる
これも前回書きましたたがカラーの色、明るさは「髪の色素を抜く力と染料の量のバランスで色が決まる」んです。
なので色が薄いと白髪にはちょっとしか色が入らず、
「白髪が染まっていても他より目立つ」
状態になります。これはやはりおすすめできないので「明るい白髪染めは出来ない」ということになってしまうのです。
白髪染めをする=髪の毛が真っ黒になるんじゃないの?
決して白髪染め=真っ黒しか染めることができない… というわけではなくある程度の明るさまではできます。髪の太さによっても差がありますので一概には言えないのでご来店の際にご相談していただければと思います。
特にここ数年でのヘアカラーの進化は素晴らしくもし10年前から白髪染めをしている方でしたら、確かに黒ぽい色しか白髪染めにはなかったです。ここ最近は明るめでも白髪にしっかり染まるカラー剤もありますので今までと同じくらいの明るさでも白髪を染める方法は出てきていたりします。
白髪染めをして黒くなってしまった場合、明るくすることが出来るか?
これに関しては美容師が無理って言っている場合が多いので諦めている方が多いと思います。たまに受ける質問ですが、無理ではないんです。
まずは今まで染めていたカラー剤のデータを持っていたら非常に助かります。
っていうのは現時点での髪を見て今までの全ての髪の履歴を判断することはできません。本当に申し訳ないのですが今までの履歴がわからないと「イチかバチか」の施術になってしまいます。
薬局で売っている某メーカーのビ○ンの白髪染めの真っ黒に関しては何を使っても明るくならない…というデーターがあったりします。
なので少しでも今まで染めていたカラー剤のデーターがあると助かったりします。
自分がずっと担当しているお客様に関してはデーターがありますので明るくすることは問題なく出来ます。
他店で出来なかった方がWEC Hairで髪を明るくして欲しいというのは一回では難しいケースが多いです。
2,3回通っていただけると出来たりします。
染料で黒くなってしまった髪は明るくするのが非常に難しいんです。
そこをご理解いただければと思います。
こちらからご予約できますのでよろしくお願いします